日曜日, 9月 24, 2006

フェミの原点を思いだそう

フェミナチを監視する掲示板に自分で書き込んだ内容の転載です。

●フェミの原点を思いだそう
 我々もふだん具体的な事例について議論をしていると「原点」を忘れがちなので、自戒を込めて書きます。

 フェミの原点とは何か?

 それはフェミがやることはすべて「嫉妬による、幸せそうな女性への復讐」ということです。

 本当のことを言うと、フェミの究極の目標は女性が働くことではなく、女性が働くことによって家族を、家庭を崩壊させることなのです。

 だってよく考えたら自分が物欲に溺れて、あるいは女性としての魅力がなくて、あるいは単に有能で気づいたら結婚できそうもない年齢になっていた、というのであれば、いずれにしろ未婚で未出産なのだから、自分の金は自分で稼げるし、本人的にはなにも困らないはず。

 それならば未婚女性もハッピーだし、結婚した女性もハッピー。つまりみんなハッピーなはず。

 ところがそうはならないのは、そこに「嫉妬」というメカニズムが働くからです。

 そう。自分自身が自分の金で暮らしているということだけに注目すればそれほど惨めでもないし、好きなものも買える。だからそんなに嘆く必要もない。ある程度自分で選んだ道と思うことができる。
 しかし、一方で夫に大切にされ、愛する子どもと幸せそうな家庭を築いている女がいる。それは今となっては欲しくても得ることが出来ない幸せ。見まいと思っても視界に、意識の中に飛び込んできてしまう。

「ムキーッ、許せない、ムキーッ!」

 となれば、「あの幸せそうな女たちを呪ってやる」と思っても不思議はありません。というか、私が女性だったら間違いなくそう思いますよ。

●復讐は「仕事」志向という形で表れる
 ただし、法治国家では復讐は「合法的」にやらなければなりません。それも何食わぬ顔をして。
 
 フェミは最高のやり方を見つけたのです。それはこういうロジックです。

・若い女は物欲が強い
・その物欲を満たすには金が要る
・金を手に入れるには働く必要がある
・若い女に働くことは非常に支持されるだろう
・適齢期になっても何割かの女が物欲に負けて「決断を後回し」にし、結婚を逃すだろう
・そのまま働き続ければ、自分と同じ不幸な女を大量複製できる
 
ここまでフェミが意識しているかどうかは分かりませんが、人間は潜在意識で動いているものです。その中身は私が指摘したようなものではないでしょうか。要するに、フェミにとって女性が仕事をするかどうかは実はどうでもよく、究極的には幸せな結婚を阻むことが目的なのではないか、というのが私の「フェミの原点」説です。

注)上の方でフェミ=未婚という前提で書きましたが、フェミには例外というか、もう一つのパターンがあります。それは結婚して子どもがいるフェミです。猪口や福島がそうですね。それは自分に女性としての魅力がないので稼ぎのいい男性、魅力ある男性と巡り会えず、結婚に対して何らかの「敗北感」を抱いている人びとでしょう。あるいは自分には非常に魅力があると思っていて、結婚生活や旦那がそれに見合っていないと思っている強欲な女かもしれない。ただいずれにしても、自分が不幸だから他人も不幸にしてやれ、自分が不幸だから他人の幸せそうな顔を見ることが耐えられない、という意味では同じだと思います。


●フェミは放火魔や通り魔と同じ
 フェミって何かに似ていませんか?
 
 以前、中部の大型ショッピングセンターで母親が乳母車に男の子を乗せていたら、男が近づいてきて男児の頭に包丁を刺して殺害した事件がありました。確か包丁が刺さって取れなくなった痛ましい事件でした。
 以前、臨月を迎えた妻が夫を送り出した後、その家に殺人鬼が侵入し、妻の腹を切り裂いて胎児を取り出し、胎内に電話の受話器を入れた痛ましい事件がありました。

 これらの事件の動機を仮に「幸せそうな家族だからメチャメチャにしてやろうと思った」としましょう。

 実は、フェミとこれらの殺人鬼の動機は驚くほど似ていることが分かります。
「他人が幸せそうにしているから、それを台無しにしてやりたい」
という動機です。

フェミにしても殺人鬼にしても、正気の沙汰とは思えません。

●幸せな結婚はすべての女性の憧れ
 結局、幸せそうな結婚生活をしている人を見るとメチャメチャにしてやりたくなるくらいなのですから、フェミにとっても、非フェミな女性にとってもそれだけ結婚が大きな”ISSUE”、つまり憧れでありつづけていることは間違いないでしょう。

 フェミはその怨念の強さによってむしろ結婚に憧れていることを自ら露呈してしまっているのです。
 結婚の害悪を唱えながら、実は一番結婚に憧れているのです。

フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく

[48005] フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 投稿者:食品力士 投稿日:2006/09/17(Sun) 23:22:45 No.48005
この記事に「ん?」と思ったのは私だけではないでしょう。
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Re: 猪豚?猪口? フェミ対策委員長 - 2006/09/16(Sat) 13:49:03 No.47950

働いている女性の率が高い地域ほど出生率も高く、逆に働いている率が低いと出生率も低いことが、内閣府が15日発表した「少子化と男女共同参画に関する社会環境調査」で分かった。・・・・・
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「少子化と男女共同参画に関する社会環境調査」はこちらです。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/houkoku/index-kokunai.html
この報告書では、いろいろな指標を社会環境指標として選び、合計特殊出生率との相関関係を分析しています。特に3章では都道府県データを用いて相関関係をみています。

その分析結果がp.66~68にあります。例えばこんな記述です。
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【世代間同居割合の高さ】
三世代同居率が高い地域の方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向がみられる。合計特殊出生率については、国際データでは相関がみられなかったが、国内では、正の相関があり、親の世代の支援と出生率との関わりを示唆している。

【性別役割分担意識の解消度】
夫は外で働き、妻は家庭を守るべきに同意する割合の高い地域の方が、合計特殊出生率や女性有業率は低い傾向にある。

【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】
管理的職業従事者・専門的・技術的職業従事者に占める女性割合(雇用者)が高い方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向にある。
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どういう分析をしているかというと、各都道府県のある指標と出生率の散布図をつくり、近似曲線(一次)を引いて、そのグラフの図柄?だけで判断しているようです。
だけどエクセルでこの手の分析をしたことがあれば、近似曲線をつくるときに同時に求められる、近似式の信頼性を示す「R-2 乗値(決定係数)」がないことに気づくと思います。2つの指標に相関関係がある場合は、「R-2 乗値(決定係数)」ができるだけ高くなる必要があるのです。

    【R-2 乗値】
    R-2 乗値は決定係数とも呼ばれ、近似曲線の予想値が実際のデータにどの程度近いかを
     0 から 1 の値で示します。 R-2 乗値が 1 に近づくほど、近似曲線の精度が高くなります。

それで下記資料をもとに各都道府県のデータをつくって、出生率との散布図をつくり、「決定係数」を求めました。

    平成12年国勢調査 第3次基本集計結果
    第4表 職業(大分類),年齢(5歳階級),男女別15歳以上就業者数及び平均年齢
        (雇用者−特掲)  − 都道府県
    http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/kihon3/00/hyodai.htm

まずは、この報告書の言う「女性管理職・専門職・技術職割合の高さ」です。細かく言えば「管理的職業従事者・専門的・技術的職業従事者に占める女性割合(雇用者)」です。

    指標                       決定係数
    管理的職業従事者+専門的・技術的職業従事者    0.2967


決定係数が0.3で、あたかも相関関係があるように書くのは書きすぎではないか?と思うわけです。
(ちなみに散布図は報告書と同じようなものができたので間違いはなさそうです。)
ついでに他の職業ではどのような値になるか、まとめました。高い順で並べています。


    都道府県データから見た
    各職業の女性割合と合計特殊出生率の相関関係
──────────────────────────
    指標            決定係数
──────────────────────────
    販売従事者            0.4339
    サービス職業従事者        0.3926
    専門的・技術的職業従事者     0.3475
    総数(女性就業者/就業者)    0.3382
    保安職業従事者          0.1823
    事務従事者            0.1789
    生産工程・労務作業者       0.1481
    農林漁業作業者          0.0626
    管理的職業従事者         0.0328
    運輸・通信従事者         0.0035
    分類不能の職業          0.0024
──────────────────────────
指標はすべて就業者ベースで、その職業の女性就業者/就業者を指標とし、
出生率との散布図をつくり、近似曲線(一次)を作成してR-2 乗値(決定係数)を求める。


で、これから言えることは下記のようなことでしょう。
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●報告書では「管理的職業従事者」「専門的・技術的職業従事者」の女性割合をあわせて指標としているが、「管理的職業従事者」については、出生率と何の関係もない、と言っていい。「専門的・技術的職業従事者」だけの数字より下がるのにあえて「管理的職業」をくっつけるのがあまりにも作為的。
●そもそも「管理的職業従事者」「専門的・技術的職業従事者」だけしか取り上げていないのが作為的。他の職業は調べたのか??
●数字を単純に並べれば、「販売従事者の女性の割合が高い方が、合計特殊出生率が高い傾向にある」と書いたほうがまだマシ。
●要するに「ある職業における女性の割合」など、出生率には何の関係もないのでは?
 (決定係数が0.3ぐらいで、相関関係があると言えるのだろうか?)
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最後が疑問文になっているのは、私が統計にそんなに強くないからです。誰か教えてエロイ人。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/17(Sun) 23:31:59 No.48006
ちなみに、20代・30代女性就業率(女性就業者/女性人口)の指標と出生率の散布図における、決定係数は「0.3175」です。

つまり、「働いている女性の率が高い地域ほど出生率も高い」と言うよりは、「販売従事者の女性の割合が高い地域ほど出生率も高い」と書いたほうが、まだマシなのです。

フェミ官僚のレポートはデタラメすぎですね。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく NAO - 2006/09/18(Mon) 08:01:52 No.48014
実は出生率の高い地域というのは、「女性は結婚して子どもを産むのが当たり前だよ!」というフェミの大嫌いな価値観がまかり通っている地域だったりする。田嶋陽子や遙洋子なんて、田舎へ行けば「だからいい年して独身でいるとああなるんだよ!」と村八分になりそうなタイプだね。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 09:30:53 No.48015
食品力士さん

膨大な資料(フェモクラットの作文?)のご紹介と分析ありがとうございました。

更なる分析は統計にお詳しい方に譲るとして、この資料で気になった点が1つあります。

それはP68の【世代間同居割合の高さ】 P69の【親からの独立度】のいずれにも、国際データと国内のそれに違いがあることを認めている点です。

つまり、既婚であろうと未婚であろうと、親との同居率の高い所では、フェミお得意の国際データが当てはまらないということを示しているように受け取りました。

資料をざっと見ただけで即断するのは乱暴に過ぎるかもしれませんが、スウェーデンやノルウェーの施策をそのまま当てはめようとしても、その2国とは大きく国内事情が異なる我が国には有効な施策とはならないことを、▲局自らが実証したという点で、今回のこの資料は非常に勝ちあるものと言えるかもしれません。

特に、食品力士さんが言及されているP68の「三世代同居率が高い地域の方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向がみられる。」などは、フェミは勿論、都市部の大半の女性から反発を喰らうものと思われます。今の女性は親との同居、分けても舅・姑との同居なんて真っ平という方が多いでしょうから、▲局はその点この自らの分析をどう取り扱っていくのでしょうか?(笑)。

尚、3世代同居を実践している身としては、子供の健全な成長にとって、3世代同居は核家族専業主婦家庭より遥に優れていると思っています(核家族共稼ぎ家庭は論外だとも思っております)。勿論、都市部では女性の意識面以外にも、住宅事情の悪さという阻害要因がありますから、実現は中々に難しいものがありますが・・・。

いずれにしろ、この「同居」の部分についてのフェミの反応が楽しみです。或いは黙殺でしょうか?(笑)。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく フェミ対策委員長 - 2006/09/18(Mon) 09:37:28 No.48016
もう何度も書いていることですが、出産・育児は楽なことではないので、大学生に「就職したい、したくない? 別に無理しなくていいんだよ。君の考えを最大限尊重するから。このままでもいいんだよ」なんて言ったら絶対に就職しないのと同様、女性の半分くらいは「じゃあまだ先延ばしするか」となるに決まっています(残りは成り行きや夫を愛している、単なる子ども好きの人など)。

 それでも社会の構成員が男なら働き、女なら出産・育児をしなければみんなが困るのでなんらかの「しきたり」や「強制力」が必要になってくるわけです。

 若い女性というのは流行や周りの人が考えていることに敏感なので、出産・育児が当たり前の集団に居ればけっこうあっさりとそれに合わせるし、誰も結婚しないようなグループに属していればちっとも出産しない。

 たぶん神様が女性をそのように作ったのは、誰も結婚しないなどという事態がそもそも想定されていなかったのだと思います。みんなが結婚するのは所与のもので絶対に変わらず、とりあえず若い女性を「周りに合わせる」存在にしておけばよい、と。
 ところが、オーバーカロリーが想定されていなかったために簡単に肥満になるように、誰も結婚しないという事態になったとき、流行に敏感ということが裏目に出ているのだと思います。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 小人閑居 - 2006/09/18(Mon) 10:34:34 No.48018
>実は出生率の高い地域というのは、「女性は結婚して子どもを
>産むのが当たり前だよ!」というフェミの大嫌いな価値観が
>まかり通っている地域だったりする。

さらにこういう地域は、あまり経済的にも裕福ではないので、女性も働かないとやっていけないというわけですか。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 12:06:43 No.48022
小人閑居さん

>さらにこういう地域は、あまり経済的にも裕福ではないので

数字上の所得だけを見るととそうかもしれませんが、都市部に比べて住居費は圧倒的に安いだろうし、毎月ウン万円も払ってガレージを借りる必要もないだろうし、経済的に裕福かそうでないかは一概には言えないのではないでしょうか?

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 15:43:47 No.48032
「少子化と男女共同参画に関する社会環境調査」の分析の続きです。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/houkoku/index-kokunai.html

次に三世代同居率と出生率の相関関係について。

まず、報告書の下記表現に着目してください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【世代間同居割合の高さ】
・・・・高い傾向がみられる。・・・・関わりを示唆している。

【性別役割分担意識の解消度】
・・・・低い傾向にある。

【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】
・・・・・高い傾向にある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

誰でもわかるように「ある」と断定しているほうが、「みられる」「示唆している」よりも高い相関関係なのだ、と解釈してしまいます。
しかしNo.48005の投稿で明らかにしたとおり、【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】と出生率はあまり相関関係はないわけです。「権力者側に立ちたい!」というフェミの野望を出しているだけの、デマなのです。

それでは「みられる」「示唆している」と書かれている、【世代間同居割合の高さ】と出生率はどうなのか。指標は以下のデータからとっています。

   総務省 国勢調査報告 H12年 第1次基本集計
   第12表 世帯の家族類型(16区分)、親族人員(7区分)別一般世帯数
   (三世代世帯並びに6歳未満12歳未満・15歳未満・18歳未満・20歳未満親族のいる一般世帯−特掲)
   都道府県、人口20万以上の市
   http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/kihon1/index.htm

職業の指標と同様に、各都道府県の「一般世帯総世帯数に対する三世代世帯数の割合」と「合計特殊出生率」の散布図をつくり、近似曲線(一次)を描いて、決定係数を求めました。結果は〈0.2094〉となりました。あまり高くはないです。

しかし散布図をみると、近似曲線から外れた点をのぞけば、かなり相関関係がみられます。ためしに4つのデータをはずして、決定係数を求めると〈0.4978〉となるのです。つまり、三世代同居と出生率は、女性の就業率なんぞよりも、強い相関関係がみられるのです。

ちなみにはずした4つのデータは以下の都道府県です。

   ──────────────────────────
       三世代世帯数の割合      合計特殊出生率
   ──────────────────────────
   東京都      3.6%         1.02
   ──────────────────────────
   宮崎県      8.0%         1.56
   鹿児島県     4.2%         1.52
   沖縄県      7.2%         1.76
   ──────────────────────────


東京都は近似曲線よりかなり下。三世代同居率も全国で最低、出生率も最低で、同居も一般的な三世代同居とは違うパターンが多そうです。
宮崎県・鹿児島県・沖縄県は近似曲線よりかなり上。同居率はそれほど高くないが、出生率は高い、という県です。
県民所得もあまり高くはないですが、伝統的価値観が残っているところでもあります。


そういえば、自らのプロパガンダやデマゴーグに固執するフェミ系の官僚が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 越前 - 2006/09/18(Mon) 19:27:45 No.48036
>この報告書では、いろいろな指標を社会環境指標として選び、合計特殊出生率との相関関係を分析しています。特に3章では都道府県データを用いて相関関係をみています。

いろいろな指標について出生率との関係を分析しているとのことですが、フェミ側にとって都合の良い結果だけを選び出して、報告書に掲載しているのではないかと思われます。

中にはフェミにとって非常に都合の悪い結果も相当あったと思われます。参画局の出してくる統計データというのは、国民からは全く信用されていないのです。

>フェミ対策委員長さん  モデルネ - 2006/09/18(Mon) 20:09:58 No.48041
>若い女性というのは流行や周りの人が考えていることに敏感なので、・・・たぶん神様が女性をそのように作ったのは、誰も結婚しないなどという事態がそもそも想定されていなかったのだと思います。みんなが結婚するのは所与のもので絶対に変わらず、とりあえず若い女性を「周りに合わせる」存在にしておけばよい、と。[フェミ委員長さん]

神様もびっくり、笑止千万の珍説ですね。「周囲の考えに流されやすい」のは「若い女性」だけではなく、年齢性別に関係なく、すべての人間に言えることです。

それに、もし「神様が女性をそのようにお創りになった」というフェミ対策委員長さんのご高説が正しいとすれば、貴兄がこの板でいくら奮闘なさっても、女性の考えを変えることなど、夢のまた夢でしょう。朝日から産経までフェミに「汚染」されている現代ですから、蟷螂の斧にもなりませんね。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 坂東太郎 - 2006/09/18(Mon) 20:15:47 No.48042
> 「周囲の考えに流されやすい」のは「若い女性」だけではなく、年齢性別に関係なく、すべての人間に言えることです。

催眠術(Hypnosis)というのはご存知だと思います。
これは正確に言うと暗示による誘導のことですが、これにはかかりやすい人とかかりにくい人がいます。
専門家によれば、男性より女性のほうが、また年配の人よりは若い人のほうがかかりやすい、つまり暗示に誘導されやすいそうです。

ある程度、科学的な裏づけはある事実だと思いますよ。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 21:08:55 No.48053
食品力士さん

「平成12年国勢調査 第3次基本集計結果」のご紹介ありがとうございました。こういったデータは、▲局の報告書の真偽を見抜く上で大いに役立ちそうですね。今後必ず活用させていただきます。本当にありがとうございました。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 直諒 - 2006/09/18(Mon) 21:43:23 No.48055
こんにちは。

> その分析結果がp.66~68にあります。例えばこんな記述です

これは、かなり意図的な記述でしょうね。
切り口を変えれば、こういう表現も出来るはずです。

> 合計特殊出生率については、国際データでは相関がみられなかったが、
> 国内では、正の相関があり、親の世代の支援と出生率との関わりを示唆している。

→日本特有の(とひとまずしておきます)の大家族をもっと(税制面などから)
推進すれば、他の都道府県でも出生率回復を図れる可能性がある。

これは、食品力士さんの「三世代同居と出生率の関係」でそれこそ「示唆」されていますね。

> 夫は外で働き、妻は家庭を守るべきに同意する割合の高い地域の方が、合計特殊出生率や女性有業率は低い傾向にある。

→これらの地域では、女性の社会進出によって相対的に低下することになった夫の
収入が少子化に影響を与えていることが示唆されるので、「一家の大黒柱の支援」
を進める方が少子化解消にプラスである。

> (決定係数が0.3ぐらいで、相関関係があると言えるのだろうか?)

この決定係数というのは相関係数のこと(またはそれに類似するもの)だと思って大丈夫なのでしょうか(何故か、ご紹介のページにアクセスできないので)?
だとすれば、相関関数0.3というのは「もしかしたら、関係があるかもしれないなー」
程度の水準で、「女性が働く(それもなるべく管理的職種で)ようになれば出生率が上がる」
とはとても言えません。仮に関係があったとしても、「女性が働く→出生率が上がる」
の関係であるとも限りません。

それと、食品力士さんもご指摘のように、何故かこの「分析」では、女性の「管理的職業従事者」
と出生率の関係ばかりに着目しているようですが、数字だけ見れば「販売従事者」や「サービス業」
の方が高いですよね。これらの職業がどういう定義なのかは分かりませんが、
これはひょっとして「スーパーのレジ係などのパート職の方が出生率が高い」ということも
出来るかもしれませんね。
それとも、フェミは「販売従事者」よりも「管理的職業従事者」の方が格が上(なので
ここになるべく有利な結論に導きたい)と思っているのか。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 22:50:06 No.48058
直諒さん

呆学部卒の根っから文系なので、統計資料の扱いなんぞは苦手中の苦手なので、食品力士さんと直諒さんのお二人の遣り取りで、ようやく数字の示す意味が見えてきました。
本当にありがとうございます。

お2人ともご多忙とは存じますが、この件で今少し遣り取りをしていただければ、僕のような者にも徐々にな実相が見えてくるものと思いますので、ぜひぜひ宜しくお願い申し上げます。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 22:52:16 No.48059
●越前 様

> いろいろな指標について出生率との関係を分析しているとのことですが、フェミ側にとって都合の良い結果だけを選び出して、報告書に掲載しているのではないかと思われます。

この手の調査をする場合、研究会の名前に載っているのは先生で、この人達がデータの分析をすることはほぼありません。この研究会の会長の佐藤博樹氏は著作等をみるかぎりバリバリのフェミでもなさそうなので、仕切っていたのは、会長代理の岩男壽美子なのでしょう。(委員名簿詳細は報告書p.95を参照してください)

こういった研究会の場合、データについては、事務局である男女共同参画局およびそこから外注している調査会社が作成しています。問題はこういったデータ的に明らかにひっくり返されそうな報告書をどちらの主導で提出したのか?という点です。単純に事務局が出した報告を研究会で議論しているだけだったら、事務局主導でデタラメデータを作成したことは充分にあり得ます。そこに一部の委員(岩男壽美子など)が関与して、資料作成の方向性に示唆を与えることも考えられます。

事務局が出した変更したデータに、フェミとの親和性のある考えの学識経験者が乗った、そういう構図がみえます。

議事録でも出せば、事務局が出した資料についてどのような議論があったのかわかるのですが。

●直諒 様

> この決定係数というのは相関係数のこと(またはそれに類似するもの)だと思って大丈夫なのでしょうか

えっと私がNo.48005で書いた【R-2 乗値】の説明はエクセルのヘルプで記載されていた説明です。
決定係数と相関係数の関係は下記ページをみると、相関係数の2乗=決定係数 とありました。
http://gucchi24.hp.infoseek.co.jp/MRA1.htm

また下記ページには「重相関係数の二乗を決定係数と呼ぶ」とあります。このあたりまでくるとよくわからないのですが・・・
http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/spss/staterm.html
また決定係数は「従属変数の分散のうち何%を独立変数が説明しているかを表している指標」とも書いています。
「具体的にR-square(決定係数)がどの程度なら高い予測力を持つといえるのかは,領域によって大きく異なっている」ともあります。
http://www4.ocn.ne.jp/~murakou/mreg.htm

決定係数と相関係数は、厳密に言えば当然違うのですが、意味としては似たようなことを示しているのだと、私は思います。

いずれにしても報告書にある【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】よりも、【販売従事者の女性の割合の高さ】のほうが決定係数が高いのですから、データに忠実であるならば、「販売従事者の女性の割合が高い地域が、合計特殊出生率が高い傾向にある」と書かなくてはいけません。それを書かないわけですから、「フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく」と思うわけです。

それと皆様に誤解して頂きたくないのは、2つの指標を比べて決定係数等を調べるのは、相関関係があるかどうかをみるだけであって、因果関係がわかるものではないのです。仮に「県民一人あたり交通事故件数」と「出生率」の2つの指標の間で散布図をつくり一次回帰曲線で決定係数を求めて、高い数値がでても、それは「偶然の一致」なのです。

だから報告書の「管理的職業従事者・専門的・技術的職業従事者に占める女性割合(雇用者)が高い方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向にある」という主張は、相関関係の高さでウソをついている、あたかも因果関係があるかもしれないと思わせる、この2点で欺瞞的だと思います。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 23:07:40 No.48062
●直諒 様

> 数字だけ見れば「販売従事者」や「サービス業」の方が高いですよね。これらの職業がどういう定義なのかは分かりませんが、

国勢調査での定義はこちらです。http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/guide/3-04.htm#pos6
その元は、日本標準職業分類 http://www.stat.go.jp/index/seido/shokgyou/5naiyou.htm です。
以下はその定義の紹介です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【専門的・技術的職業従事者】
高度の専門的水準において、科学的知識を応用した技術的な仕事に従事するもの、及び医療・教育・法律・宗教・芸術・その他の専門的性質の仕事に従事するものをいう。この仕事を遂行するには、通例、大学・研究機関などにおける高度の科学的訓練・その他専門的分野の訓練、又はこれと同程度以上の実務的経験あるいは芸術上の創造的才能を必要とする。

【管理的職業従事者】
事業経営方針の決定・経営方針に基づく執行関係の樹立・作業の監督・統制など、専ら経営体の全般又は課(課相当を含む)以上の内部組織の経営管理に従事するものをいう。国・地方公共団体の各機関の公選された公務員も含まれる。ただし、経営又は管理に従事するものであっても次の仕事に従事するものはそれぞれ該当する項目に分類される。(以下略)

【販売従事者】
有体的商品・不動産・有価証券などの売買、売買の仲立・取次・代理などの仕事、保険の代理・募集の仕事、商品の売買・製造・サービスなどに関する取引上の勧誘・交渉・受注の仕事など、売買・売買類似の仕事に従事するものをいう。ただし、販売に伴う接客サービスに従事するものは大分類〔Eサービス職業従事者〕に、専ら事業の経営及び管理的な仕事に従事するものは大分類〔B管理的職業従事者〕に分類される。

【サービス職業従事者】
個人の家庭における家事・介護サービス、身の回り用務・調理・接客・娯楽など個人に対するサービス、及び他に分類されないサービスの仕事に従事するものをいう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【専門的・技術的職業従事者】【管理的職業従事者】の定義など、フェミニストが好きそうなものだというのがよくわかります。

連投スマソ。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 23:44:24 No.48064
またまた連投ですみません。
報告書もよくみたら、各指標と出生率の相関係数が記載されていました(p.61,62,65)
例えば出生率と【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】の相関係数は「0.54」だそうです。
このページによれば「かなり相関関係がある」そうですが、それなら【販売従事者の女性の割合の高さ】のほうがよりつよい相関関係がある、という結論は変わりません(決定係数は相関係数の2乗だから)。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Soukan/pearson.html

直諒さん、あとは宜しくお願います。素人っぽい私にかわって的確なコメントを・・・・

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく フェミ対策委員長 - 2006/09/19(Tue) 00:09:20 No.48067
坂東太郎さん

>ある程度、科学的な裏づけはある事実だと思いますよ。

 害虫はどこにでもいるものです。あまり相手にしないようにしましょう。最近私に対するフェ理屈力が落ちているのでひがんでいるのでしょう。それと、私も含めてあまり関係ないことを書いて食品力士さんのスレを汚すのも良くないですね。

 女性、特に若い女性がそのときそのときの「流行」あるいは「世間」を体現しやすいのは文化人類学である国の国民性を見るとき、男性より女性を見よというところにもよく表れています。

 よく言われる例がオランダ人の日本人観。これはオランダ人男性と日本人女性というカップルをいくら調査してもあまり参考にならないといいます。重要なのはオランダ人女性と日本人男性のカップルです。まず、この組み合わせがその逆のパターンより圧倒的に少ないこと自体、オランダ人が日本人を低く見ている、あるいは軽蔑している、あるいはバカにしている一つの証拠といいます。オランダ人の男性は日本人女性個人の性格がよくて見かけが良ければそれでOk でも、オランダ人の女性は軽蔑する国の男性などとはカップルにならない。

>太郎さん、フェミ対策委員長さん  モデルネ - 2006/09/19(Tue) 00:25:49 No.48070
>催眠術(Hypnosis)というのはご存知だと思います。・・・ある程度、科学的な裏づけはある事実だと思いますよ。[太郎さん]

「若い女性は騙されやすい」ことを強調すればするほど、「それによって結婚が成り立っている」というのがフェミ対策委員長さんの主張ですから、「女性は催眠術で騙されて結婚している」と言うことになります。それは神様と女性を冒涜することになると私は言っているんですが、まだお分かりになりませんか?

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく フェミ対策委員長 - 2006/09/19(Tue) 01:56:57 No.48079
>「女性は催眠術で騙されて結婚している」と言うことになります。それは神様と女性を冒涜することになると私は言っているんですが、まだお分かりになりませんか?

 思いつきで書く前に、もうちょっと熟考しましょう。読んだ瞬間、論理の破綻を見抜いてしまいましたよ。

 じゃあ、こういう例で考えてみてください。
「子どもは放っておくと好きな食べ物しか食べないので、周りがしっかり栄養に注意する必要がある」と書いたら、子どもを冒涜していることになるんですかね?

 あるいは、ある女性が「私の旦那は放っておくと何かに夢中になって食事も摂らないので、私がしっかり見ていないと」といった場合、この女性は男性、そして神を冒涜していることになるんですかね?

以上のことを考えれば
>「(催眠術による騙し)によって結婚が成り立っている」というのがフェミ対策委員長さんの主張

 というのも単なる言いがかりであることは明らかですね。また、そもそも以前から私が問題にしているのは「結婚させるための催眠術」ではなく「結婚から遠ざける、物欲を刺激する方の催眠術」ですから、そもそもトンチンカンなわけです。邪悪な選択肢さえ提供しなければ、女性だって最終的には幸せな結婚をしたいわけだから(お菓子ばかり食べる子どもだって背が伸びたいと思っているのと同じ。ただその苦労=まともな食べ物だけを食べることがイヤなだけ)変な方向にはいかない。それを物販だエステだ旅行だ、働くことは輝くことだなんてやるからモラトリアム期間が生まれてしまう。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく フェミ対策委員長 - 2006/09/19(Tue) 04:07:55 No.48080
あともう一つ。モデルネ氏の
>「(催眠術による騙し)によって結婚が成り立っている」というのがフェミ対策委員長さんの主張

「結婚は勢い」「愛は盲目」ということをまるで知らないかのような書き方です。これも一種の自然が与えてくれた結婚のための「催眠」ですが、神が作ったものが神と女性を冒涜しているなんてことは理論的に考えてあり得ないですよね。

 たまには揚げ足取りじゃなくて自分なりの「提案」を書いたらどう?

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 正論読者@管理人 - 2006/09/19(Tue) 06:54:19 No.48081
食品力士さんはじめ、皆様ありがとうございます!
参画局による発表内容の疑問性に関する大変有意義な分析です!正論読者はこういった統計的な内容に弱いのですが、大変勉強になります。
重要なスレだと存じますので、管理人独断で恐縮ですが、食品力士さん及び直諒さんやりとりを中心に、別スレとしてまとさせていただきたいと存じます。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/17(Sun) 23:31:59 No.48006

ちなみに、20代・30代女性就業率(女性就業者/女性人口)の指標と出生率の散布図における、決定係数は「0.3175」です。

つまり、「働いている女性の率が高い地域ほど出生率も高い」と言うよりは、「販売従事者の女性の割合が高い地域ほど出生率も高い」と書いたほうが、まだマシなのです。

フェミ官僚のレポートはデタラメすぎですね。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/19(Tue) 06:58:10 No.48083
以下、続きです。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく NAO - 2006/09/18(Mon) 08:01:52 No.48014

実は出生率の高い地域というのは、「女性は結婚して子どもを産むのが当たり前だよ!」というフェミの大嫌いな価値観がまかり通っている地域だったりする。田嶋陽子や遙洋子なんて、田舎へ行けば「だからいい年して独身でいるとああなるんだよ!」と村八分になりそうなタイプだね。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 09:30:53 No.48015

食品力士さん

膨大な資料(フェモクラットの作文?)のご紹介と分析ありがとうございました。

更なる分析は統計にお詳しい方に譲るとして、この資料で気になった点が1つあります。

それはP68の【世代間同居割合の高さ】 P69の【親からの独立度】のいずれにも、国際データと国内のそれに違いがあることを認めている点です。

つまり、既婚であろうと未婚であろうと、親との同居率の高い所では、フェミお得意の国際データが当てはまらないということを示しているように受け取りました。

資料をざっと見ただけで即断するのは乱暴に過ぎるかもしれませんが、スウェーデンやノルウェーの施策をそのまま当てはめようとしても、その2国とは大きく国内事情が異なる我が国には有効な施策とはならないことを、▲局自らが実証したという点で、今回のこの資料は非常に勝ちあるものと言えるかもしれません。

特に、食品力士さんが言及されているP68の「三世代同居率が高い地域の方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向がみられる。」などは、フェミは勿論、都市部の大半の女性から反発を喰らうものと思われます。今の女性は親との同居、分けても舅・姑との同居なんて真っ平という方が多いでしょうから、▲局はその点この自らの分析をどう取り扱っていくのでしょうか?(笑)。

尚、3世代同居を実践している身としては、子供の健全な成長にとって、3世代同居は核家族専業主婦家庭より遥に優れていると思っています(核家族共稼ぎ家庭は論外だとも思っております)。勿論、都市部では女性の意識面以外にも、住宅事情の悪さという阻害要因がありますから、実現は中々に難しいものがありますが・・・。

いずれにしろ、この「同居」の部分についてのフェミの反応が楽しみです。或いは黙殺でしょうか?(笑)。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく フェミ対策委員長 - 2006/09/18(Mon) 09:37:28 No.48016

もう何度も書いていることですが、出産・育児は楽なことではないので、大学生に「就職したい、したくない? 別に無理しなくていいんだよ。君の考えを最大限尊重するから。このままでもいいんだよ」なんて言ったら絶対に就職しないのと同様、女性の半分くらいは「じゃあまだ先延ばしするか」となるに決まっています(残りは成り行きや夫を愛している、単なる子ども好きの人など)。

 それでも社会の構成員が男なら働き、女なら出産・育児をしなければみんなが困るのでなんらかの「しきたり」や「強制力」が必要になってくるわけです。

 若い女性というのは流行や周りの人が考えていることに敏感なので、出産・育児が当たり前の集団に居ればけっこうあっさりとそれに合わせるし、誰も結婚しないようなグループに属していればちっとも出産しない。

 たぶん神様が女性をそのように作ったのは、誰も結婚しないなどという事態がそもそも想定されていなかったのだと思います。みんなが結婚するのは所与のもので絶対に変わらず、とりあえず若い女性を「周りに合わせる」存在にしておけばよい、と。
 ところが、オーバーカロリーが想定されていなかったために簡単に肥満になるように、誰も結婚しないという事態になったとき、流行に敏感ということが裏目に出ているのだと思います。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/19(Tue) 06:59:32 No.48084
再度です。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 小人閑居 - 2006/09/18(Mon) 10:34:34 No.48018

>実は出生率の高い地域というのは、「女性は結婚して子どもを
>産むのが当たり前だよ!」というフェミの大嫌いな価値観が
>まかり通っている地域だったりする。

さらにこういう地域は、あまり経済的にも裕福ではないので、女性も働かないとやっていけないというわけですか。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 12:06:43 No.48022

小人閑居さん

>さらにこういう地域は、あまり経済的にも裕福ではないので

数字上の所得だけを見るととそうかもしれませんが、都市部に比べて住居費は圧倒的に安いだろうし、毎月ウン万円も払ってガレージを借りる必要もないだろうし、経済的に裕福かそうでないかは一概には言えないのではないでしょうか?


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 15:43:47 No.48032

「少子化と男女共同参画に関する社会環境調査」の分析の続きです。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/houkoku/index-kokunai.html

次に三世代同居率と出生率の相関関係について。

まず、報告書の下記表現に着目してください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【世代間同居割合の高さ】
・・・・高い傾向がみられる。・・・・関わりを示唆している。

【性別役割分担意識の解消度】
・・・・低い傾向にある。

【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】
・・・・・高い傾向にある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

誰でもわかるように「ある」と断定しているほうが、「みられる」「示唆している」よりも高い相関関係なのだ、と解釈してしまいます。
しかしNo.48005の投稿で明らかにしたとおり、【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】と出生率はあまり相関関係はないわけです。「権力者側に立ちたい!」というフェミの野望を出しているだけの、デマなのです。

それでは「みられる」「示唆している」と書かれている、【世代間同居割合の高さ】と出生率はどうなのか。指標は以下のデータからとっています。

   総務省 国勢調査報告 H12年 第1次基本集計
   第12表 世帯の家族類型(16区分)、親族人員(7区分)別一般世帯数
   (三世代世帯並びに6歳未満12歳未満・15歳未満・18歳未満・20歳未満親族のいる一般世帯−特掲)
   都道府県、人口20万以上の市
   http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/kihon1/index.htm

職業の指標と同様に、各都道府県の「一般世帯総世帯数に対する三世代世帯数の割合」と「合計特殊出生率」の散布図をつくり、近似曲線(一次)を描いて、決定係数を求めました。結果は〈0.2094〉となりました。あまり高くはないです。

しかし散布図をみると、近似曲線から外れた点をのぞけば、かなり相関関係がみられます。ためしに4つのデータをはずして、決定係数を求めると〈0.4978〉となるのです。つまり、三世代同居と出生率は、女性の就業率なんぞよりも、強い相関関係がみられるのです。

ちなみにはずした4つのデータは以下の都道府県です。

   ──────────────────────────
       三世代世帯数の割合      合計特殊出生率
   ──────────────────────────
   東京都      3.6%         1.02
   ──────────────────────────
   宮崎県      8.0%         1.56
   鹿児島県     4.2%         1.52
   沖縄県      7.2%         1.76
   ──────────────────────────


東京都は近似曲線よりかなり下。三世代同居率も全国で最低、出生率も最低で、同居も一般的な三世代同居とは違うパターンが多そうです。
宮崎県・鹿児島県・沖縄県は近似曲線よりかなり上。同居率はそれほど高くないが、出生率は高い、という県です。
県民所得もあまり高くはないですが、伝統的価値観が残っているところでもあります。


そういえば、自らのプロパガンダやデマゴーグに固執するフェミ系の官僚が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 越前 - 2006/09/18(Mon) 19:27:45 No.48036

>この報告書では、いろいろな指標を社会環境指標として選び、合計特殊出生率との相関関係を分析しています。特に3章では都道府県データを用いて相関関係をみています。

いろいろな指標について出生率との関係を分析しているとのことですが、フェミ側にとって都合の良い結果だけを選び出して、報告書に掲載しているのではないかと思われます。

中にはフェミにとって非常に都合の悪い結果も相当あったと思われます。参画局の出してくる統計データというのは、国民からは全く信用されていないのです。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/19(Tue) 07:00:33 No.48085
同上。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 21:08:55 No.48053

食品力士さん

「平成12年国勢調査 第3次基本集計結果」のご紹介ありがとうございました。こういったデータは、▲局の報告書の真偽を見抜く上で大いに役立ちそうですね。今後必ず活用させていただきます。本当にありがとうございました。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 直諒 - 2006/09/18(Mon) 21:43:23 No.48055

こんにちは。

> その分析結果がp.66~68にあります。例えばこんな記述です

これは、かなり意図的な記述でしょうね。
切り口を変えれば、こういう表現も出来るはずです。

> 合計特殊出生率については、国際データでは相関がみられなかったが、
> 国内では、正の相関があり、親の世代の支援と出生率との関わりを示唆している。

→日本特有の(とひとまずしておきます)の大家族をもっと(税制面などから)
推進すれば、他の都道府県でも出生率回復を図れる可能性がある。

これは、食品力士さんの「三世代同居と出生率の関係」でそれこそ「示唆」されていますね。

> 夫は外で働き、妻は家庭を守るべきに同意する割合の高い地域の方が、合計特殊出生率や女性有業率は低い傾向にある。

→これらの地域では、女性の社会進出によって相対的に低下することになった夫の
収入が少子化に影響を与えていることが示唆されるので、「一家の大黒柱の支援」
を進める方が少子化解消にプラスである。

> (決定係数が0.3ぐらいで、相関関係があると言えるのだろうか?)

この決定係数というのは相関係数のこと(またはそれに類似するもの)だと思って大丈夫なのでしょうか(何故か、ご紹介のページにアクセスできないので)?
だとすれば、相関関数0.3というのは「もしかしたら、関係があるかもしれないなー」
程度の水準で、「女性が働く(それもなるべく管理的職種で)ようになれば出生率が上がる」
とはとても言えません。仮に関係があったとしても、「女性が働く→出生率が上がる」
の関係であるとも限りません。

それと、食品力士さんもご指摘のように、何故かこの「分析」では、女性の「管理的職業従事者」
と出生率の関係ばかりに着目しているようですが、数字だけ見れば「販売従事者」や「サービス業」
の方が高いですよね。これらの職業がどういう定義なのかは分かりませんが、
これはひょっとして「スーパーのレジ係などのパート職の方が出生率が高い」ということも
出来るかもしれませんね。
それとも、フェミは「販売従事者」よりも「管理的職業従事者」の方が格が上(なので
ここになるべく有利な結論に導きたい)と思っているのか。



Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/18(Mon) 22:50:06 No.48058

直諒さん

呆学部卒の根っから文系なので、統計資料の扱いなんぞは苦手中の苦手なので、食品力士さんと直諒さんのお二人の遣り取りで、ようやく数字の示す意味が見えてきました。
本当にありがとうございます。

お2人ともご多忙とは存じますが、この件で今少し遣り取りをしていただければ、僕のような者にも徐々にな実相が見えてくるものと思いますので、ぜひぜひ宜しくお願い申し上げます。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/19(Tue) 07:01:46 No.48086
同上。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 22:52:16 No.48059

●越前 様

> いろいろな指標について出生率との関係を分析しているとのことですが、フェミ側にとって都合の良い結果だけを選び出して、報告書に掲載しているのではないかと思われます。

この手の調査をする場合、研究会の名前に載っているのは先生で、この人達がデータの分析をすることはほぼありません。この研究会の会長の佐藤博樹氏は著作等をみるかぎりバリバリのフェミでもなさそうなので、仕切っていたのは、会長代理の岩男壽美子なのでしょう。(委員名簿詳細は報告書p.95を参照してください)

こういった研究会の場合、データについては、事務局である男女共同参画局およびそこから外注している調査会社が作成しています。問題はこういったデータ的に明らかにひっくり返されそうな報告書をどちらの主導で提出したのか?という点です。単純に事務局が出した報告を研究会で議論しているだけだったら、事務局主導でデタラメデータを作成したことは充分にあり得ます。そこに一部の委員(岩男壽美子など)が関与して、資料作成の方向性に示唆を与えることも考えられます。

事務局が出した変更したデータに、フェミとの親和性のある考えの学識経験者が乗った、そういう構図がみえます。

議事録でも出せば、事務局が出した資料についてどのような議論があったのかわかるのですが。

●直諒 様

> この決定係数というのは相関係数のこと(またはそれに類似するもの)だと思って大丈夫なのでしょうか

えっと私がNo.48005で書いた【R-2 乗値】の説明はエクセルのヘルプで記載されていた説明です。
決定係数と相関係数の関係は下記ページをみると、相関係数の2乗=決定係数 とありました。
http://gucchi24.hp.infoseek.co.jp/MRA1.htm

また下記ページには「重相関係数の二乗を決定係数と呼ぶ」とあります。このあたりまでくるとよくわからないのですが・・・
http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/spss/staterm.html
また決定係数は「従属変数の分散のうち何%を独立変数が説明しているかを表している指標」とも書いています。
「具体的にR-square(決定係数)がどの程度なら高い予測力を持つといえるのかは,領域によって大きく異なっている」ともあります。
http://www4.ocn.ne.jp/~murakou/mreg.htm

決定係数と相関係数は、厳密に言えば当然違うのですが、意味としては似たようなことを示しているのだと、私は思います。

いずれにしても報告書にある【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】よりも、【販売従事者の女性の割合の高さ】のほうが決定係数が高いのですから、データに忠実であるならば、「販売従事者の女性の割合が高い地域が、合計特殊出生率が高い傾向にある」と書かなくてはいけません。それを書かないわけですから、「フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく」と思うわけです。

それと皆様に誤解して頂きたくないのは、2つの指標を比べて決定係数等を調べるのは、相関関係があるかどうかをみるだけであって、因果関係がわかるものではないのです。仮に「県民一人あたり交通事故件数」と「出生率」の2つの指標の間で散布図をつくり一次回帰曲線で決定係数を求めて、高い数値がでても、それは「偶然の一致」なのです。

だから報告書の「管理的職業従事者・専門的・技術的職業従事者に占める女性割合(雇用者)が高い方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向にある」という主張は、相関関係の高さでウソをついている、あたかも因果関係があるかもしれないと思わせる、この2点で欺瞞的だと思います。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/19(Tue) 07:03:05 No.48087
同上。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 23:07:40 No.48062

●直諒 様

> 数字だけ見れば「販売従事者」や「サービス業」の方が高いですよね。これらの職業がどういう定義なのかは分かりませんが、

国勢調査での定義はこちらです。http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/guide/3-04.htm#pos6
その元は、日本標準職業分類 http://www.stat.go.jp/index/seido/shokgyou/5naiyou.htm です。
以下はその定義の紹介です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【専門的・技術的職業従事者】
高度の専門的水準において、科学的知識を応用した技術的な仕事に従事するもの、及び医療・教育・法律・宗教・芸術・その他の専門的性質の仕事に従事するものをいう。この仕事を遂行するには、通例、大学・研究機関などにおける高度の科学的訓練・その他専門的分野の訓練、又はこれと同程度以上の実務的経験あるいは芸術上の創造的才能を必要とする。

【管理的職業従事者】
事業経営方針の決定・経営方針に基づく執行関係の樹立・作業の監督・統制など、専ら経営体の全般又は課(課相当を含む)以上の内部組織の経営管理に従事するものをいう。国・地方公共団体の各機関の公選された公務員も含まれる。ただし、経営又は管理に従事するものであっても次の仕事に従事するものはそれぞれ該当する項目に分類される。(以下略)

【販売従事者】
有体的商品・不動産・有価証券などの売買、売買の仲立・取次・代理などの仕事、保険の代理・募集の仕事、商品の売買・製造・サービスなどに関する取引上の勧誘・交渉・受注の仕事など、売買・売買類似の仕事に従事するものをいう。ただし、販売に伴う接客サービスに従事するものは大分類〔Eサービス職業従事者〕に、専ら事業の経営及び管理的な仕事に従事するものは大分類〔B管理的職業従事者〕に分類される。

【サービス職業従事者】
個人の家庭における家事・介護サービス、身の回り用務・調理・接客・娯楽など個人に対するサービス、及び他に分類されないサービスの仕事に従事するものをいう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【専門的・技術的職業従事者】【管理的職業従事者】の定義など、フェミニストが好きそうなものだというのがよくわかります。

連投スマソ。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく 食品力士 - 2006/09/18(Mon) 23:44:24 No.48064

またまた連投ですみません。
報告書もよくみたら、各指標と出生率の相関係数が記載されていました(p.61,62,65)
例えば出生率と【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】の相関係数は「0.54」だそうです。
このページによれば「かなり相関関係がある」そうですが、それなら【販売従事者の女性の割合の高さ】のほうがよりつよい相関関係がある、という結論は変わりません(決定係数は相関係数の2乗だから)。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/Soukan/pearson.html

直諒さん、あとは宜しくお願います。素人っぽい私にかわって的確なコメントを・・・

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 直諒 - 2006/09/19(Tue) 23:05:17 No.48103
こんにちは。

本業の方が忙しくて、なかなか詳しく分析することが出来ないのですが、昨日よりはもう少し
詳しく読んでみました。

決定係数は、相関係数の2乗のことですね。了解しました。
ついでに、ようやくご紹介のページにアクセスできたので、pdfの資料を見てみました。

相関係数を使わずに、決定係数を使うのは、「ひょっとしたら、負の相関だったからではないか」
と穿った見方をしてみたりしましたが、さすがにそこまであからさまな我田引水はやっていなかった
ようですね(笑)。

> その分析結果がp.66~68にあります。例えばこんな記述です。

この後についているグラフ(散布図)を眺めましたが、ほとんどは「相関なんてなさそうじゃないか」
という程度のものばかりですね。あえて挙げるなら

・労働時間の短さ
・通勤時間の短さ
・世帯間同居割合の高さ
・雇用安定度

あたりに相関が「見えなくもないかな」というくらいです。
2つめはまあ、後に書きますが地方の方に「有利に働く」指標でしょうし、
3つめは國民さんのコメントにもあったとおりですね
1つめと4つめはまあ、出生率を上げる要因としては、当たり前と言えば当たり前でしょう。

そもそも、このグラフに書かれた、「あたかも相関があるようにみせかけるための」直線を外して、
点の分布だけ見れば、ほとんどの場合「関係あるの?」と思えます。
また、この資料で必死に主張しようとしている「女性の管理職の割合の高さと出生率の関係」
の図(71ページの一番下)を見れば、逆に右下がりの線も引けそうです(それくらい、相関関係が怪しいということです)。

> 【専門的・技術的職業従事者】【管理的職業従事者】の定義など、フェミニストが好きそうなものだというのがよくわかります。

なるほど、ありがとうございました。
いわゆるフルタイムの正社員でない、パートの人たちっていうのはここでの「有職者」に分類されるのか
そちらも気になりますね。

もっとじっくり読めばどこかに書いてあるのかもしれませんが。

ところで、環境の国内分析報告書 概要版(http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/houkoku/kokunai-gaiyouban.pdf)
の方を読んでいて一つ、気付いたことがありました。

この結果概要では出生率と女性有業率の2つの要素を都道府県別に見た資料で、「出生率の減少幅が
小さい地域は女性有業率が高い」と結論づけて、「女性が外で働ける方が出生率が高くなる」
と主張したいようですが、そもそも、事実(出生率の減少幅が小さい地域は女性有業率が高い)が本当に
「女性が外で働ける方が出生率が高くなる」からなのかという考察が全くなされていない
ことです。本来なら、「子供を多く産んだから(経済的事情で)女性(妻)も働かなければ
ならなくなった」という面からの考察もされてしかるべきですが、そちらには全く触れられて
いません。

まあ、結果概要の冒頭に「女性が就労することと男女が子供を産み育てることが両立するような
社会環境の整備において、国内共通の課題がある」などと書かれていますので、まずは
結果ありきの調査である可能性が極めて高いですね。

そこで、後者(子供を多く産んだから(経済的事情で)女性(妻)も働かなければ
ならなくなったという可能性)について、少しだけ調べてみました。

ここ(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/t04/xls/hyo2.xls)にある2番目の統計表
(性、都道府県別所定内給与額の推移)を加工して、最新年度(平成16年)について東京を100とした指数を計算しました。
すると、都道府県別の所得水準が、2位の神奈川(90.7)から、最下位の青森(60.9)まで
並ぶわけですが、上位10都道府県を取り出すと、

東京、神奈川、大阪、千葉、愛知、京都、埼玉、兵庫、奈良、茨城

となり、一方、下位10県は

青森、沖縄、宮崎、秋田、岩手、佐賀、山形、長崎、大分、島根

となっています。
△の資料に戻って、都道府県をタイプ別(タイプ1が出生率が高く女性有業率も高い(=フェミにとって高評価)、
7がその逆)に分けているのですが、これと上の所得水準を重ねてみると、

愛知がタイプ4で、残りの上位9都道府県は全てタイプ7
秋田がタイプ4,長崎、沖縄がタイプ2で残りの下位7県は全てタイプ1

となっています。
これは、「女性が外で働ける方が出生率が高くなる」のではなく、「子供を多く産んだから
(経済的事情で)女性(妻)も働かなければならなくなった」

ことを示唆していると思います。

また、報告書の参考38ページに出ている表によると、30-39歳の3歳未満の子供がいる世帯の
女性有職率は、所得の高い東京で29.9%、所得の低い山形(この表に青森はありませんでした)で
51.3%となっていますから、上の私の推測も的外れではないと思います。
実際に女性が働きに出られるかは、今度は「世帯間同居割合の高さ」に関わってくると思いますが。

それと余談ですが、この調査では「(仕事と家庭の)両立支援を改善させる要因」として「女性の管理職割合の高さ」
を挙げていますが、これは同じく「両立支援を厳しくする要因」である「労働時間の長さ」
「帰宅時間の遅さ」も高めてしまうのではないでしょうか。

まさか、女性の管理職は労働時間も短くて帰宅が早いと思っているのでしょうか(笑)。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 越前 - 2006/09/19(Tue) 23:20:58 No.48105
少子化と男女共同参画に関する専門調査会の議事録は公開されています。
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/index-sy.html

ただ、今年5月の会議の議事録がまだ準備中であるなど、かなりのんびりした役所ですね。議事録を見ると、データの分析などは三菱総研に委託しているようです。

報告書全体をまだよく読んでいないのですが、

報告書の冒頭には「女性の有業率の高い地域ほど、出生率が高いという正の相関関係がみられる(図表2参照)。国際比較と同様に、女性有業率と合計特殊出生率の相関関係は変化してきているが、国内の場合、女性有業率が低い都道府県において、合計特殊出生率が大きく低下し、女性有業率が高い都道府県で、比較的低下幅が小さく抑えられたことによって、正の相関を示す方向に傾きが変化しているに過ぎない。」とあります。
かつて参画局は、この正の相関傾向に対して「女性が働くほど出生率が増加する」と、まるで小学生の自由研究のようなお粗末な分析結果を臆面もなく公表していましたが、その頃に比べると、反フェミの批判にも耐えられるように時系列視点を取り入れるなどフェミはフェミなりに少しは進歩したようです。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 普通住民 - 2006/09/19(Tue) 23:27:24 No.48106
>誰か教えてエロイ人。 (食品力士さん)

 この条件の下では、おそらく男性としてのエロスがお有りになる食品力士さんご自身や直諒さん、フェミ対策委員長さんなどの方が適任なのだと思われます。
 少なくとも、モデルネさんのようなテクニシャンでもありませんし、伝統的で素朴な一介の日本男性である私には資格はないのでしょうが、若干、気づいた点がありますので、コメントさせていただきます。

 まず、この手のフェミのトリックを見破る観点として、次の点を考慮する必要があるでしょう。

●都道府県別・合計特殊出生率ベスト5およびワースト5
 ・ベスト5
   ①沖縄    1.71  ②福井  1.47  
   ③福島・宮崎 1.46  ⑤鹿児島 1.44
  → 一目瞭然、伝統的慣習が根強く、男女の役割分担が良い意味で機能している、のどかな田園的な地方。

 ・ワースト5
   ①東京 0.98     ②奈良 1.12
   ③京都・北海道 1.13 ⑤大阪 1.16
  → いわゆる大都市圏・その周辺地域。近代化が急速に進行し、家族崩壊、未婚、女性のキャリア志向等が顕著な地域。

 結局、以上のことを踏まえ、報告書の内容を見ると次のように解釈できます。

・【世代間同居割合の高さ】
三世代同居率が高い地域の方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向がみられる。
 → これは、当たり前。子育てをフォローしてくれる祖父母・親戚・近隣共同体が比較的健在で、しかも、田舎ゆえに長時間労働や長時間通勤がなく、家庭生活に重点をおくことができる。女性は働いているが、女性としての家事・育児はきちんとこなし、いわゆるフェミ的発想は少ない。初婚年齢が低く、婚姻率が高いことからも、出生率は当然高くなる。

【性別役割分担意識の解消度】
夫は外で働き、妻は家庭を守るべきに同意する割合の高い地域の方が、合計特殊出生率や女性有業率は低い傾向にある。
 → これは、相関グラフを見れば、一目瞭然のとおり、楕円形状のかたまりになっているといってよく、およそ直線状の形状とはいいがたく、さらに、大きな外れ値も見られ、とても相関云々を論じられるデータとはいえない。
 しかも、鳥取、富山、沖縄、秋田などが役割分担意識が解消されている県ということになり、すなわち、昔ながらの古い地方ほど、ジェンダーフリーが進んでいるという笑止千万な矛盾した結果を露呈している。

【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】
管理的職業従事者・専門的・技術的職業従事者に占める女性割合(雇用者)が高い方が、合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向にある。
 → これほどのイカサマはないでしょう。まず、管理的職業ですが、女性でこの位置まで行ける人は、極めて少数であり、そもそも参考になりません。そして、女性でこの地位まで上れた人というのは、経済的にも人的環境にも恵まれた特別の富裕層か、あるいは、地方の零細企業・個人企業で、かあちゃんも専務取締役兼平社員というような場合にほぼ限定されると考えてよいでしょう。また、こういう条件の下で、管理者というと年齢も高くなりますから、当然のこと、子供の数が増えるというカラクリになっているわけです。つまり、特別な環境に有る極めて少数の高齢の女性、あるいは零細企業・自営業のおばちゃん達をピックアップした結果のこう出生率となるわけです。
 次に、専門技術職ですが、イメージの錯覚があります。何かすごい技術開発をしている人とか、大学教授を連想しますが、ほとんどが、看護士、保育士、保健士、介護士、小中の先生、幼稚園教諭であり、それから予備校講師も入るんですね。これに、浮世離れした恵まれたモデルネ幻想世界の住人ともいえる大学関係者も付け足されるというわけです。
 もう、おわかりでしょう。地方で保育士さん等が比較的子供をたくさん産んでるという現象が反映されているに過ぎないのです。

 それから、相関係数ですが、例えば、出生数に関係有りそうなもので、出生率と高齢者向けの公的支出に対する子供・家族向け公的支出割合の相関関係で0.606(2値=0.3667)もあります。
 つまり、今、話題になっている高齢者に対してどれだけ子供に公金をかけて大事にしているかというやつです。
 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1586.html
 
 これについても、出生率は金だけじゃないという意見が大きいですから、そんなに相関関係は期待されていません。それなのに、0.6以上も有るんですね。
 これは、余談ですが、ある学習塾の先生に聞いたんですが、模試と実際の入試の相関関係、これは怖くて公表できないそうなんですが、少なくとも、0.8以上はないと、誰も入塾希望者はいないでしょうねという話でした。
 こういう次元から見ても、いかにフェミの報告書が乱暴杜撰で無責任、フェミ理論に良いところ取りのデータでイデオロギーをPRする、旧共産主義運動の方程式そのものであることがわかります。

補足 普通住民 - 2006/09/19(Tue) 23:52:49 No.48109
48106で補足・修正があります。
 出生率については、最新のデータ(2005年人口動態統計)を用いました。件の報告書では2002年のデータを用いていますが。

 また、
  〜のこう出生率〜 → 〜の高出生率〜
  0.606(2値=0.3667) → o.606(2乗値=0.3667)
 です。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 食品力士 - 2006/09/20(Wed) 01:38:23 No.48116
●直諒 さん

> 決定係数は、相関係数の2乗のことですね。了解しました。

私の知識の中では「決定係数」しかなかったので、最初はそれだけで論じていたのです。
昨日・今日で相関係数のこともだいたい理解できました。エクセルの関数もわかりましたし。
ちなみに▲局報告書は「相関関数」しかありません。

> 性、都道府県別所定内給与額の推移

これは平成16年賃金構造基本統計調査結果(都道府県別速報)ですね。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/t04/
私も男女それぞれの給与額の実数と、H16合計特殊出生率の相関係数を計算しました。結果はこんな数字です。

     男 ▲ 0.763    女 ▲ 0.772

数字だけの解釈は「男も女も、給料が低い県ほど出生率が高い」です。単純に「貧乏子だくさんか?」と思いましたが・・・・
直諒さんご指摘の都道府県の類型化(報告書p.75)で、タイプ1(保守的な県)とタイプ7(フェミ化進行県)のそれぞれで男女の給与と出生率の相関関係をみました。

            男      女
   タイプ1   ▲ 0.5654   ▲ 0.5341
   タイプ7   ▲ 0.7475   ▲ 0.8074

   タイプ1(出生率の高い順で)
     宮崎県・福島県・鳥取県・島根県・山形県・熊本県・福井県・岩手県・長野県・富山県・静岡県・山梨県・青森県・群馬県・三重県
   タイプ7(出生率の低い順で)
     東京都・京都府・奈良県・北海道・埼玉県・神奈川県・大阪府・千葉県・宮城県・兵庫県・福岡県・和歌山県・徳島県・茨城県・広島県・愛媛県

これをみると、タイプ7の女性の給与と、出生率の負の相関関係が非常に強いことがわかります。タイプ1の相関関係よりも強いのです。
つまり、「都会で女性の所得が高くなると、出生率が低くなる」ということです。出生率を下げている最大の要因は都会の女性だということがわかります。

●越前 さん
> 少子化と男女共同参画に関する専門調査会の議事録は公開されています。

ご紹介ありがとうございました。後日読んでみます。今日ようやく「少子化なんたら報告書」をすべてプリントアウトしたぐらいですので。

> 反フェミの批判にも耐えられるように時系列視点を取り入れるなどフェミはフェミなりに少しは進歩したようです。

改めて読んで、確かに冒頭は・・と思いましたがすぐ言い訳めいた言葉が続きますし、あらかじめ指標ありきで分析しているので、非常に作為的なデータの作り方です。

●普通住民 さん

私はそんなにエロスがあるほうではないですよーーーーただのオッサンです。

> 管理的職業ですが、女性でこの位置まで行ける人は、極めて少数であり、そもそも参考になりません。

なんか報告書では指標項目設定の考え方として「管理職に占める女性の割合が多いほうが、雇用機会の均等度を示していると想定し、多様なライフスタイルの選択が可能とした」と書いています(p.29)。p.27でも「管理職が〜」と書いているのに、データで「専門職・技術職」をくっつけたのは、最初「管理職」だけで分析したら全然相関関係が無かったので、「専門職・技術職」もあわせたのでしょう。このあたりに作為を感じます。

ついでにこれもどうぞ。

つ【はてなダイアリー > キーワード > 教えてエロイ人】  http://d.hatena.ne.jp/keyword/
 ※ urlがとっても長くなりますので、「エロイ人」を入力してください。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) なまこチーム(仮称) - 2006/09/20(Wed) 07:47:02 No.48121
おはようございます。

少子化と男女共同参画に関する社会環境の国内分析報告書 平成18年9月
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/houkoku/kokunai-houkok.pdf

元ファイルはこれでしょうか。1.2MBもあって、付録みたいなのものも含めると
100ページを超えてますね。目を通すだけでも大変です。
皆さんの統計分析のご努力に頭が下がると同時に、何としてでも
「合計特殊出生率」と「男女共同△」を関連づけたい、男女共同△局の執念みたいなものを感じます。

まだ、ほとんど何も計算してませんが、ざっと見た感想。

・《男女共同△を推進すれば少子化も解消する》を証明するのに
  「内閣府 少子化と男女共同参画に関する意識調査 H18年」 を使う不思議。
 質問票を変えれば結果がガラッと変わるアンケートにそんな精度があるのかと(略
・88ページに「図表9 各都道府県の類型化」がありますが、一見すると
 タイプ1は地方が多く、タイプ7は都市が多くなっている      →「少子化は都市化と関係あり」仮説と一致
・「合計特殊出生率」との相関性は、「1日の通勤・通学時間(平日、行動者平均、男性、25〜54歳)」
 あるいは「DID(人口集中地区)人口比率」で決まりそうな予感 →「少子化は都市化と関係あり」仮説と一致
・「管理的職業従事者・専門的・技術的職業従事者に占める女性割合(雇用者)」は、
 むしろ「女性正規雇用者比率(15-64)」あたりで説明できそうな予感。正規に雇用されている人が
 多ければ、それだけ管理職にはなりやすいだろう、という仮説が成り立つから

普通住民さん

> 【女性管理職・専門職・技術職割合の高さ】
> 管理的職業従事者・専門的・技術的職業従事者に占める女性割合(雇用者)が高い方が、
> 合計特殊出生率、女性有業率ともに高い傾向にある。
>  → これほどのイカサマはないでしょう
元々役所の名前からして結論ありきだから、こんな変なデータを持ってきたのだと思いますが、
  女性が管理職に就くと、なぜ子供を生みやすくなるのか?
の説明ができない以上、フェミに染まっていない人が見たら、統計的に計算するまでもなく
「ただのこじつけじゃね?」で一蹴されるようなものだと思います。逆効果であることに、
△局の中の人は気付いていないようですね。

> それから、相関係数ですが、例えば、出生数に関係有りそうなもので、出生率と高齢者向けの
> 公的支出に対する子供・家族向け公的支出割合の相関関係で0.606(2値=0.3667)も
> あります
この*.pdfデータには、反対意見を封じ込めるために、何か細工がしてある悪寒…
似たようなデータに「17歳以下人口1人あたり児童福祉費(県・市町村財政 合計)」という
ものがありますが、この辺あたりがあやしいです。。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 食品力士 - 2006/09/20(Wed) 09:33:46 No.48124
●なまこチーム(仮称) さん

> 少子化と男女共同参画に関する社会環境の国内分析報告書 平成18年9月
> http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/houkoku/kokunai-houkok.pdf
> 元ファイルはこれでしょうか。

それです。私は最初に新聞記事から調査名をとったので正確ではありませんでした。失礼しました。

> 「合計特殊出生率」と「男女共同△」を関連づけたい、男女共同△局の執念みたいなものを感じます。

もともとは国内分析の前に国際分析の報告書があり、それと同じ指標を使った、ということのようです。

少子化と男女共同参画に関する社会環境の国際比較報告書
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/syosika/houkoku/index-kokusai.html

その報告書の2章「2 .少子化と男女共同参画に関する社会環境国際指標」にはこのように書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出生率や女性の労働力と関係があると考えられる「社会環境」について、既存研究成果等をもとに検討し、「社会環境」の分野を設定した。
女性が社会で活躍し、かつ男女が子どもを産み育てやすい「社会環境」としては、「社会不安が少なく、人権が尊重され、多様なライフスタイル選択が可能で、仕事と生活の両立が可能な働き方ができ、子育て支援サービスによるサポートも充実しており、若年層が自立できる社会である」という仮設を設定した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ここからいきなり、5分野→10の小分類→指標の設定となるわけです。
指標設定の考え方はフェ理屈のオンパレード。

▲局の考え方は・・・・
   1.フェミ度を図る指標をまず設定
   2.設定した指標の中でどれが出生率と相関関係が強いかをみる
   3.相関関係はフェ理屈のなかでいつのまにか因果関係に脳内変換

本来考えるべきは・・・・・
   1.現実社会で出生率と関係ありそうな統計データのある分野を考える(例えば職業)
   2.その分野のなかのすべての指標(管理職、専門職、販売職・・・)と出生率の相関関係をみる
    (ネットでデータが入手しやすいので簡単)
   3.相関関係が強い指標について、因果関係が説明できるか考える。


しかし疲れますよね、自分たちの主張を言いたいだけなのに、データを分析させられるんですから。でもこうやって反撃できるようになったのもネットで統計データがダウンロードできるおかげです。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 一主婦 - 2006/09/20(Wed) 12:29:42 No.48127
横から失礼します。

『女性が管理職につくと子供を産みやすくなる』
というものですが、これは
『出産経験のある女性が、細々と平の正規職員として仕事を長く続けてきたが、子供も大きく成長し、手が離れ、ようやく仕事に専念できるようになった。そして、その頃、ちょうど年齢的にも管理職になりうる年に達した上に、昨今のフェミの追い風で女性管理職の採用が流行しており、それで運良く?管理職に就けてしまった…』

というパターンではないでしょうか?

私が仕事をしていた時にも、女性の管理職がいましたが、どの方も、早くに結婚・出産され、四十代後半から五十代前半の頃には、子供達はみんな大学生〜社会人となっており、子育てに時間を追われる時期を通り過ぎた人ばかりでした。

また、三世帯などの同居家庭ですと、このような例も有りますよ。

「元気な姑と、またまた元気な嫁が、一つ屋根の下で、一日中朝から晩まで顔をつき合わせ、二人とも『主婦』として過ごす…なんてことは、非常に大変なこと。(主婦は、一家に1人で十分なんですよね…^^;。でないと、嫁姑問題に発展する危険性が…笑)そこで、姑が(経済的な問題は無いが)「私が子供の守をするから、あなたは外で働いてきたら。」と言い、それで嫁は近くのお店でパートに出て働くようになった」
というパターン。
こういうケース、結構、私の身近になところで、よく話しを聞きますよ。

あと、『出生率』と『女性の就労率』の関連を調べるので有れば、“結婚し、妊娠・出産を経て、子育てをしている世代に仲間入りした女性”が、現在、働いているという仕事(職場)は、独身時・結婚前から継続している仕事(職場)であるか否か…という点も、ポイントになると思うのですが…。

仕事をずっと継続している状態の女性が、子供をたくさん出産している…、「だから就労率の高いところは、出生率も高い!」というのなら理解できますが、多分、それは違うでしょう。

おそらく、多くの女性は、「結婚」もしくは「妊娠・出産」を契機に退職しているではないか…と思います。
また、一人目の時は仕事を続けたけど、二人目からは退職した…という話しも耳にします。

そして、子供が幼稚園入園や小学校入学を機に、少し手が空いたので、近場でパート・アルバイトとして仕事を始めてみた…というパターンがほとんどでしょう。

ですから、↑のような女性も、全部ひっくるめて「働く女性」の仲間に入れてしまえば、当然、『仕事をしている女性が多いところは、出生率も高い』という眉唾なデータが出てくる…と思います。

それにしても、皆さんのデータ処理能力、すごいです。(@_@)
私は文系の人間ですので、数字は元々苦手な部類ですが、このように出されたデータも、違った角度から読み直すと、全く違った側面が見えてくる…良い勉強になりました。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 疲れ果てた國民@人間フォアグラ - 2006/09/20(Wed) 21:16:42 No.48138
重要スレにつきageておきます。

皆様、引き続き活発な議論の程宜しくお願い申し上げます。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 普通住民 - 2006/09/21(Thu) 00:35:27 No.48146
>食品力士さん
 「エロイ人」の解釈のご教示、ありがとうございました。ネット関係者の間では、慣用語になっているんですね。しかし、このような恥じらいのある婉曲的な用語を使われる食品力士さんは、とても「オッサン」とは思えません。何か乙女のようなデリカシーさえ感じられます。
 まさか、食品力士さんが実は美少女であったなんてことになったら、モデルネさんが女性だったなんてことより、はるかに衝撃的なサプライズでしょうね(笑)。

 前置きは、これくらいにしまして、やはり気になるのは、食品力士さん、なまこチーム(仮称)さん、一主婦さんもご指摘のように、管理的職業の女性の出生率の件ですね。
 これは、今後、かなり、要注意の案件であると思われます。隙あらば、フェミが悪用してくることは、容易に察しがつきます。こちら側も、事前に、しっかりと予防策を確立しておく必要があるでしょう。

 この件は、まず、伏線として、越前さんがご指摘の確か厚生労働省の「女性の活躍推進協議会」で、女性が活躍している企業は業績が良いというデータが都合よく出れば使ったらどうかという謀略がありました。その延長線上に、21世紀職業財団というフェミ財団が、それに見合った調査を発表し、これを懲りない大阪府知事の太田さんが引用して「女性が出世する企業ほど業績が伸びている。」と大法螺のPRをしたわけです(過去スレ参照)。

 こうした流れに沿って、外圧として、例の老兵さんご紹介のノルウェーの強制的な女性取締役の割り当て制度が宣伝され、そして今度は内閣府が、こうして怪しいデータをでっち上げたというわけです。
 「女性労働者が多いと出生率が高い」から、さらに露骨に「女性管理職が多いと出生率が高いし、企業も好調」というふうにイデオロギーを鮮烈に打ち出していく危険な動きが読み取れるというわけです。
 すでに別スレで企業の業績向上との因果関係の欺瞞性は指摘されておりますので、もう少し、出生率との関係をわかりやすく整理したいと思います。

 ポイントは次の点

・ 現時点では非常に少数派。つまり、普通の女性では、ほぼ不可能に近いということ。何か特殊な環境、あるいは恵まれた環境の女性が仕事と家庭を両立させて、管理職にまで辿り着いていると解釈。 (社会経済的に裕福、三世代同居など家族等の子育てサポートが充実、中小零細企業等で管理職になりやすく実態は平社員並の仕事との兼務とか、妻や娘などの家族従業員が管理的業務を担当しているなどのケース)

・ 管理職になるには、通常、長期勤続が必要。したがって、他の職種に比べて高年齢の女性の割合が圧倒的に高くなる。したがって、それだけ、子を持つ機会が増え、他の若年女性の多い職種よりも子の数が多くなるのは当然。

・ 管理職になるかどうかは、あくまで職業適性・能力の有無によってのみ判断されるべきことであり、出生率が高いとか低いとかで判断すること自体が、不合理の極致でお話にならないこと。

 以上の点を考慮して、フェミが管理的職業の女性が多いと出生率が高い(件の報告書では相関係数0.54としている)と主張するのは、非常に合理性に乏しいということがわかります。フェミ対策委員長さんお得意のたとえ話をしますと、次のような例と同じような不合理なものといえるということです。

① 東大の学生で、高校時代の勉強時間を調査したところ、超優秀・天才的な学生は比較的短時間であった。これを悪用、一般化して、「勉強時間が少ないほど、成績が良くなる。」という詭弁を弄すること。

② トレーニング・ジムで、よく鍛えたスマートな人ほど力が強く、太った人は力が弱かった。これを悪用・一般化して、「やせている人ほど、筋力が強い。」という詭弁を弄すること。

 つまり、少数派の特殊事例を一般化することにより、非常識な見解でも、さも、正しいように見せかけて宣伝しているということです。

 食品力士さん、なまこチームさんご指摘の管理的職業と専門技術的職業を合わせて計算したのは、やはり、管理的職業だけではサンプル数が極端に少ないので、その点を統計的に有意でないと指摘されることを恐れて、似たような専門技術的職業と合わせて目くらましを図ったということだと思います。
 また、専門・技術的職業といっても、女性の場合は、技術開発を担う高度の科学技術者は少なく、保育士、看護師、栄養士、小中学校教諭、幼稚園教諭などが主体で、比較的、子育てに有利な環境にあるというわけです。
 最後に一点、アメリカで管理職の女性割合が約5割と宣伝されていますが、これは、大部分が専門技術的職業であるという点に注意が必要です。つまり、ふたつを合わせることによって、管理的職業のみを一人歩きさせ、女性を管理職にしろというすり替えの圧力にしているという陰謀を見抜く必要があります。
 

補足訂正 普通住民 - 2006/09/21(Thu) 00:48:09 No.48147
 すみません。48146で、補足訂正します。
0.54は、専門技術職も含めた数値です。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/21(Thu) 07:39:58 No.48154
ありがとうございます。大変重要な内容ですので、再度アップを兼ねまして。。
一点、

>・ 管理職になるかどうかは、あくまで職業適性・能力の有無によってのみ判断されるべきことであり、出生率が高いとか低いとかで判断すること自体が、不合理の極致でお話にならないこと。

その通りだと思います。
食品力士さんが
>相関関係はフェ理屈のなかでいつのまにか因果関係に脳内変換

にもコメントされていますが、ご指摘のように元々怪しいような内容をどんどんこじつけて、なにかと因果関係があるかのように行政がコメントする… これは、それこそ、サヨクさんが憎む「差別」に発展するのではないでしょうか。

一主婦さん 疲れ果てた國民@管理人 - 2006/09/21(Thu) 18:51:24 No.48184
重要なご指摘ありがとうございます。

特に、以下のご指摘は重要ポイントだと思います。例の「M字型」に関わる事であり、皆様のご検討や分析に期待したいところです。

>あと、『出生率』と『女性の就労率』の関連を調べるので有れば、
>“結婚し、妊娠・出産を経て、子育てをしている世代に仲間入りした女性”が、
>現在、働いているという仕事(職場)は、独身時・結婚前から継続している仕事(職場)であるか否か…
>という点も、ポイントになると思うのですが…。


ここからは全くの独り言で読み飛ばしていただきたいのですが、ここ数日の間に建てられたスレの中では、当スレが最重要であると考えております。にも拘らず、些か乱立気味の他スレのせいで当スレが沈んでしまっている現状は、甚だ残念であります。

当スレを沈めるためにわざと新スレを建てておられるわけではないでしょうが・・・。

皆様にはぜひこのスレを更に盛り上げてくださいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。


Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 食品力士 - 2006/09/21(Thu) 22:20:59 No.48203
●一主婦 さん

>『女性が管理職につくと子供を産みやすくなる』というものですが、これは
>『出産経験のある女性が、細々と平の正規職員として仕事を長く続けてきたが・・・・・』

確かに「主任」でも「係長」でも管理職ですが、フェミはそんな地味なライフスタイルは考えていないと思います。

まず報告書での「管理職に占める女性の割合」を指標としている考え方は以下のようなこと(p.29)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
管理職に占める女性の割合が多い方が、雇用機会の均等度を示していると想定し、多様なライフスタイルの選択が可能とした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 「管理職に占める女性の割合が多い」=「雇用機会が均等だ」

なんでこんな等式がフェミの頭の中で成り立つのでしょうか?
性別による雇用機会はすでに均等。あとは雇われる側の希望の偏りと、雇う側の個別の経営判断があるだけ。「管理職に占める女性の割合」も雇用機会均等法以降、増えているはずです。雇用機会の均等度を計りたいなら、法律があるかどうかを考えればよいだけ(だから国単位の比較のみ)。「女性が就職しやすい県」「しにくい県」などあるはずがありません。

それで「雇用機会が均等だ」となぜ出生率が上がるのか、その仮説が下記です(p.27)。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男女間の賃金格差が小さく、女性も管理職になる可能性が高い社会では、女性にとって期待される生涯賃金が高いことから結婚や出産によって失う可能性のある機会費用は高くなる。しかし、両立が可能な環境が整った上で機会均等が進んでいる場合は、結婚や出産によって離職する可能性は小さく、女性の就労のインセンティブも高く、家庭内においても夫婦間で柔軟に仕事と家事・育児の役割を担いあえる可能性があることから、失業や病気等のリスクに対応しやすく、より子どもを産み育てやすい環境となっているのではないか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんだかわかりにくい文章ですね。以下疑問点。

●なれるかどうかもわからない「管理職」になったときの所得を前提として考えるのが適切か?

●フェ理屈では「女性も管理職になる可能性が高い社会」では「雇用機会が均等」のはずなのに、「しかし・・・機会均等が進んでいる場合は」と逆説の接続詞が入るのは訳がわからん(文章がヘタ?)。

●「女性も管理職になる可能性が高い(=フェ理屈では、雇用機会が均等)」かつ「両立が可能な環境が整った場合」「機会均等が進んでいる場合(なぜまたここに?)」「夫婦間で柔軟に・・・担いあえる可能性」と可能性の4乗?になって、はじめて「子どもを産み育てやすい環境」ができるのでは、単独の指標としての「雇用機会が均等」は意味なしでは?

●「失業や病気等のリスクに対応しやす」いのは「管理職になるかどうか」よりも「雇用の安定」なんじゃないの?

●「機会均等」とあえて「雇用」を外しているのは「昇進の可能性」も言外に含んでいて、「管理職」云々はほんとは「昇進の機会均等」を言いたい(だけどそんなことは企業の勝手だから、あからさまには言えない)。しかも「機会均等」は「均等している/してない」しか選択肢がないはずなのに「進んでいる/遅れている」とあえて書くのは「機会均等が進んでいる」=「結果平等」を言いたいだけなのでは? (ある意味、巧妙な書き方だな〜)

というわけで、典型的にフェ理屈のオンパレード、勝手な脳内変換そのものです。

もうちょっと説得力のある文章が書けないかな・・・・

フェミのパラドックス 普通住民 - 2006/09/21(Thu) 23:28:58 No.48205
 いろいろな視点・データからの議論がなされ、主要な論点も出揃いつつあります。まだまだ、必要なデータや論点は尽きないでしょうが、現段階で、大局的に再考してみると、結局、フェミはいろいろと小細工をした結果、自分で自分の首を絞める事実をさらけ出し、それを粉飾して糊塗しているに過ぎないということがわかります。

 お釈迦様の手のひらで暴れまわっているフェミ孫悟空と言ったらいいと思います。つまり、こういうことです。
 どんなに都道府県データをいじくり回してみても、次のような基礎事実は厳然とした不動の前提です。

 ① 出生率が高い地域 → 沖縄、福井、福島、宮崎、鳥取、鹿児島など、伝統的慣習が根強く、男女の役割分担が比較的明確で、のどかな田園的な地方。モデルネ風に言うならば、時代の進化の流れに遅れた地域です。はっきり言うとフェミのイメージする男女共同参画社会に反する地域です。

 ② 出生率の低い地域 → 東京、奈良、京都、大阪、埼玉、神奈川、北海道など、大都市圏・その周辺地域で、近代化が急速に進行し、家族崩壊、未婚、女性のキャリア志向等が顕著な地域。モデルネ風に言えば、時代の進化の最先端を走る地域で、最もフェミのイメージする男女共同参画社会と親和性の高い地域です。

 ということは、どんな指標を選んで分析して見せたところで、結論は上記①と②に帰着されるわけですから、①の地域の特性に適った性質の指標が出生率と正の又は強い相関関係があり、②の地域の特性に適った性質の指標が出生率と負の又は弱い相関関係しかないという結果になるわけです。
 したがって、すべての分析は、①と②の地域の特性は何かという探求に帰着し、めぐりめぐって、結局、①の地域の特性が出生率にプラスで、②の地域の特性がマイナスであるという結論にしかならないというわけです。

 はっきり言ってしまえば、男女共同参画の影響の弱い地域は出生率が高く、男女共同参画の影響の強い地域は出生率が低いという結論にしかなりえないという「パラドックス」に帰結してしまうわけです。
 フェミがあがけばあがくほど、自分たちの首を絞める結果にしかならないということが、わかると思います。
 それゆえ、男女共同参画と出生率を同じベクトルで論じることが如何に間違っているか、両者のベクトルは反対なのだということを思い知らされることにしかならないわけです。

 以上が、総括的な感想ですが、個々のデータについても補足すべき点を2点挙げておきます。

・国勢調査を使った食品力士さんの決定係数を再掲します。
    販売売従事者           0.4339
    サービス職業従事者        0.3926
    専門的・技術的職業従事者     0.3475
    総数(女性就業者/就業者)    0.3382
    保安職業従事者          0.1823
    事務従事者            0.1789
    生産工程・労務作業者       0.1481
    農林漁業作業者          0.0626
    管理的職業従事者         0.0328
    運輸・通信従事者         0.0035
    分類不能の職業          0.0024

 何とまあ、管理的職業は0.0328しかないのですね。一方、専門技術職は0.3475もある。これを混ぜこぜにして計算するのは、はっきり詐欺だとわかるでしょう。また、何度も言いますが、この専門技術職は、科学技術者だけではないんです。これも繰り返しになりますが、女性の場合は、保育士、看護婦、幼稚園教諭、栄養士、小中の先生が主流で、こういう職業は比較的子育てに恵まれ出生率が高いのはご承知のとおりです。
 因みに日本標準職業分類を隅から隅までよく目を凝らしてご覧ください。それぞれのジャンルには、ひとつのイメージでは語れない、かなり幅広い職業が含まれているわけです。
 http://www.stat.go.jp/index/seido/shokgyou/5naiyou.htm

 もちろん、販売業やサービス業の方が数値が高いわけですし、所詮、数値自身も低いレベルなわけですから、管理的職業をもって相関関係を語るのは非科学的の極み、科学の冒涜です。(なお、別の怪しいデータでフェミが管理的職業の相関を語る場合も、今後、考えられますが、それに対する反論は、私の48106と48146や、食品力士さん、一主婦さん、なまこチーム(仮称)さんのご意見を参照されればよいと思います。)

・ またまた、亡霊のように以前出したデータを紹介します。順にそれぞれ、1980、1985、1990年の数値です。これ以降は、なぜかいろいろと攻撃にさらされ、抹殺された幻のデータだそうです。(旧厚生省『人口動態職業・産業別統計』)

 就労女性合計特殊出生率
0.79
0.75
0.60

未就労女性合計特殊出生率
2.91
3.05
2.96      

 実は、女性について、他の要件が全く等しい場合に、働いているか働いていないかが、どの程度出生率に影響を与えるかを如実に表しているデータなのです。これほどの差があるというのを、改めてしっかり再認識していただきたいと思います。
 

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 越前 - 2006/09/22(Fri) 00:18:24 No.48206
一件指摘しておきたいことがあります。統計的な分析から因果関係をどのように証明するかについては、それ自体が学問研究の対象となっております。以下は、とあるサイトの記事です。 

「観察研究では因果を証明できない?」
 一つ目は,なぜ「(現在のところ) 因果は証明できない」のか,ということに関係する.
 観察研究では,個体間の変動(集団における変動) を個体内の変化に直接リンクさせることが相関と因果を結びつけることになる.しかし,個体間の変動が個体内の変化に直接対応しないことがあり,その代表例が第三変数の存在である.

 原因変数と結果変数と目されるX とY との因果関係の立証において,両者と関係するXとY以外の変数を第三変数と言う.ここではそれをZで表す.Z の存在に気づかず,X とY だけで因果分析を行うと誤った結論を導くことがある.
 第三変数を完全に特定することが困難であるという事実が,観察研究では因果を証明できないという主張の根拠になっている.

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 越前 - 2006/09/22(Fri) 00:35:21 No.48208
 このサイトで何回も書いたことの再掲ですが、学校の生徒の数学と物理の成績に正の相関が見られるとすると、それは両科目とも共通の理系能力が成績に影響するという仮説が可能かもしれません。
 この相関は個体間の変動ですが、では、これが個体内の変化、すなわち数学を勉強すれば物理の成績が上がるのかどうかについては、直接対応するとはいえません。
 なぜなら勉強量または勉強時間という第三変数が介在するからです。数学を勉強した分だけ、物理の勉強時間が減り、逆に物理の成績が下がることもあり得ます。

 このように、個体間相関をそのまま個体内相関にシフトさせてしまう手口は、やっている当の本人ですらその誤りに気づかないこともあるくらいですから、一般国民をだますことなど朝飯前です。このような視点からもしっかりとした監視が必要です。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/22(Fri) 07:38:45 No.48217
皆様ありがとうございます。

>皆様にはぜひこのスレを更に盛り上げてくださいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

お願いいたします。
ところで、この重要スレは少子化対策等ですので、モデルネさん、ご感想ご意見等ございますでしょうか。。貴殿は、先日参画局不要!(同意です^・^)を述べておられましたが、こういった
>典型的にフェ理屈のオンパレード、勝手な脳内変換そのものです

からも、早急な是正が望まれると思います。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 一主婦 - 2006/09/22(Fri) 09:41:16 No.48222
おはようございます。

皆様のご意見を読ませていただき、フェミニストの浅知恵(サルヂエ?)と小細工…というものを、よく理解しましたよ。(笑)

特に、食品力士さんのご紹介の
“「雇用機会が均等だ」となぜ出生率が上がるのか、その仮説”
…を読ませていただき、失笑してしまいました。
食品力士さんのコメントの通りだと思います。

私は、個人的な思いとして(越前さんのコメントと似ているかもしれませんが…)
『数的データというものは、立証性の高いデータの一つではあるが、それを処理する人間の価値観によって、十色のデータに変化させることが出来る為、あくまで一つの傾向として捉えるべきであり、絶対視すべきではない。』
『データはあくまで抽出された個々の、現時点での傾向を切り取って取り出したものであり、これを絶対視して、未来を予言・決定させると、トンチンカンな大間違いを犯す危険がある。』
…というように、常日頃、そう考えています。

ですので、今回の内閣府(フェミ官僚?)が出してきたこの数値も、あくまで現時点の社会状況を、ブツンと輪切りした数値を取り出したに過ぎないものであり、それを良いようにフェミ細工?を加えて、捏造したようなデータ分析を、国民に、さも真実のように下ろしていく…というやり方に、私は空恐ろしいものを感じましたよ。(笑)

第一、人間の一生は、様々な予期せぬことが生じるものであり、それらの一つ一つに対応しながら、人はその日その日を生きていると思っています。

ましてや、結婚や妊娠・出産・子育て…となると、予期せぬことだらけですし、定年まで、あるいは終生働くつもりであっても、昔の自分とは異なる価値観を見いだし、新しい人生を選択する場面も当然出てくるでしょう。

そんな、様々な人生の形が、生きている人の数分、この世には、存在するわけで、そこには、数的データだけでは処理しきれない様々な事情や人の生い立ちがあると思います。

それなのに、一辺倒に、たまたま?出てきた数値を大きく掲げて
『女性労働者が多いと出生率が高い』
『女性管理職が多いと出生率が高いし、企業も好調』
…というような脳天気?なデータ分析をし、フェミお約束のオチをもって片づけてしまうとは…。
やはり、違和感を感じざるをえません。

フェミ流データ分析をもって、何を少子化対策に反映させるのか…私には、テンで何の展望も見えてきませんよ…。「?」です。
私が政治家なら、捨て置くような…(^_^;)

また、普通住民さんのコメント、なるほどな〜と感じました。
いろいろ感心しながら読ませていただく中で、

“男女共同参画の影響の弱い地域は出生率が高く、男女共同参画の影響の強い地域は出生率が低い”
の部分で、思い出したことがあります。

出生率一番の沖縄県では、「早く結婚して子供を持ちたい」と潜在的に思っている若者が多い…ということを、何かで読んだことがあるんです。

バリバリのキャリア女性でさえ、「私の将来の夢は、かわいいオバァになること」と瞳をキラキラさせて語るくらい、家族への思い、家庭を築くことへの憧れ…が強い所のようですよ。

そういう若者の潜在意識を育む地盤は、やはり愛情あふれる家庭環境かな…と思います。また、このように家庭を大切に思う気持ちを温かく見守り、次の世代へと伝え、守っていこうとする県民の皆さんの温かいまなざし…もあるのでしょうね。

ひょっとしたら、フェミに対抗する一番の手段は、「結婚し、夫婦が力を合わせて愛情あふれる家庭を築き、子供を上手に育て上げること」かな…と思う今日この頃です…。



Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/23(Sat) 05:56:04 No.48261
一主婦さん、ありがとうございます。

>そんな、様々な人生の形が、生きている人の数分、この世には、存在するわけで、そこには、数的データだけでは処理しきれない様々な事情や人の生い立ちがあると思います。

そうですね。。本スレで出ておりますように、因果関係をこじつけたいために、変な理屈で変換ということでしょう。それにしましても、毎回フェミさん方から出てくる「多様性の尊重、みんな違ってみんないい」ですが、であればこそ?w、一主婦さんコメントのように、本来それこそ数的データにはその解釈や運用をめぐって慎重の上にも慎重をを期さねばならない、ということでしょう。しかし、現実に彼等が行っていることは、まさに語るに落ちる、といったところでしょうか。

お願い(落ちる前に・・) FPD - 2006/09/24(Sun) 11:38:25 No.48304
このスレッドは男女共同参画(フェミニズム)の嘘を完膚なきまで叩きのめす可能性のあるものと思います。このまま過去ログに落ちてしまうのが惜しく思われます。

本当は、研究者の方に「正論」などへの投稿をお願いしたいところですが、まずはどなたかのホームページなどに掲載していただけませんでしょうか?
フェミが嘘をまきちらすごとに、そのページへのリンクを随時紹介できれば絶大な効果があると思いますので。勝手なお願いですが、ご検討いただければ幸いです。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) ブログ主 - 2006/09/24(Sun) 12:33:25 No.48305
>このスレッドは男女共同参画(フェミニズム)の嘘を完膚なきまで叩きのめす可能性のあるものと思います。このまま過去ログに落ちてしまうのが惜しく思われます。

出生率と女性就業関係の「神話」を崩せば、参画は大打撃を受けます。

>本当は、研究者の方に「正論」などへの投稿をお願いしたいところですが

管理人さんが代表で纏められて、チーム・フェミナチ監視板で「正論」に掲載してもらっては如何でしょうか。
是非お勧めします。

Re: フェミ官僚は呼吸するように嘘をつく (再) 正論読者@管理人 - 2006/09/24(Sun) 18:25:42 No.48313
まだ途中レスですが、FPDさん、ブログ主さん、ありがとうございます!
ご意見ご提言の通り、改めて大変に意義のある重要なスレ内容だと存じます。管理人サイドでも、いろいろ検討等させていただけいればと思います。正論読者はとりあえず、本スレを別途保存いたします。

日曜日, 9月 17, 2006

欲しい子供の数に「国力」が出る

 ここに面白い数字がある。一つは今年6月29日のドイツのメディア・Deutsche Welleの出生率に関する記事 に載っていたもの。もう一つが日本の国立社会保障・人口問題研究所が2005年6月に実施した第13回結婚と出産に関する全国調査の結果にある数字。いずれも、「理想とする子どもの数」である。

 まず、ドイツの数字。Deutsche Welleの記事のテーマは「家族を持つことにおそれを抱く男たち」なので、男性の理想とする子どもの数がいかに低いかというトーンで1.59人と述べている。ところがその直後を見ると、なんと女性でもたった1.75人にしかならない。男女が同数と仮定すると、1.67人だ。ドイツ人が理想とする子どもの数はなんと1.67人にしかならない。つまり、日本のように「結婚しないから子どもがいない」のではなく、そもそも子どもはいらないと思っているのがドイツの男女ということになる。

 次が日本の数字。例の全国調査によると、理想とする子どもの数は2.48人と若干低下傾向があるものの、(乳幼児死亡率が低く平均寿命が長い)先進国で人口を維持できる水準と言われる2.08人を軽く超えている。

 日本の出生率の低さは壊滅的と言われ、実際にそうなのだが、結婚に至った男女の心はそれほど荒んでいないように見える。国力というのはこの辺に現れるのだろうか。

3人産む人に意外と頼っている出生率

 オーストラリアの 人口統計学者ピーター・マクドナルド氏によると、現在(2000-2004年)オーストラリア の40-44歳の女性のうち、子供を3人以上産んだ人は25%、4人に1人。もしこの割合が2%に落ちたとすると、現在1.77の出生率は欧州の平均値である1.4に下落するという。

 出生率の高さというのはなにも全員が2人産む前提に基づき、それを少しでも若いうちに出産することによって維持されるのではなく、実は3人以上産む女性たちによって支えられている、ということだ。

全文はこちら(http://www.mercatornet.com/content/view/165/0/)

(韓国)そりゃ少子化は進むよ

 これは韓国についての事例だが、読んでいて「そりゃあ少子化は進んでもしょうがない」と思った。厳しい受験戦争(高い教育費)といったことばかりが少子化の元凶とされるが、次に挙げる二つの要因も大きく影響していると思う(韓国語が読めるわけではないので、英語のソースから入手した情報ではあるが)

●中絶の横行
 手元にある2002年4月18日付の韓国中央日報(ネットの日本語版)によると、「配偶者のいる15歳から49歳の女性の43%が、人工妊娠中絶の経験を持っている」という(女性の43%ではなく、”配偶者のいる女性”の43%である点に注目!)。妊娠可能な年齢のほぼ上限である45〜49歳のグループではなんと51.7%に達する。

 韓国人女性に「みんな中絶しているんでしょ?」と訊くと、自分の国の悪いことは絶対に言わない(特に日本人に対して)人たちだけに即座に否定するが、数字は素直だ。

 もう一つ、中絶が横行している決定的な証拠として、男女比のいびつさ、それも第一子と第三子など生まれた順番で異なる男女比がある。ある英語の資料によると、
「At 107.7 boys per 100 girls, the sex ratio at birth is approaching the normal range (103-107), but for a third child it is 127.7:100」となっており、第一子の男女比は世界平均並(と言っても上限値)の107:100なのに、第三子になるとなぜか127:100になると指摘している。

p.s. 余談だが、例の正論で婚外子を奨励した竹内久美子氏が「女は年齢が上がると男児を出産しやすくなる」などと持論を展開しているが、この論理には穴があることが韓国の例からも良く分かってもらえると思う。国を問わず様々な国で伝統的に(第一子、第二子と女が連続して生まれると)第三子も女だった場合に中絶(出産直後の殺害も含めて)してきただけなのかもしれないからだ。

●避妊手術の横行
 どれくらいの人が避妊手術を受けていたのか、数字は手元にないが、韓国では2004年まで卵管や精管を縫い塞ぐ手術が国の保険まかなわれていたという。
 欧州のカトリック信者の家族でよく見かけのは、子供がすでに二人いる夫婦に10年ぶり、あるいは15年ぶりとかで子供が生まれる光景だ。もちろん、(コンドームやピルを使った)避妊や中絶をしないからこそこうした「神に祝福された子」が偶然生まれてくるわけだが、避妊手術をしてしまったら、もやはこのような子が生まれる余地は(縫合の失敗がない限り)ほぼゼロになってしまう。それを国家が二人っ子政策というプロパガンダとともにバックアップしたりすれば、子供が減らない方がおかしいというものだ。

月曜日, 8月 28, 2006

避妊というのは中絶とセット

 避妊にはほぼ全面的に反対だ。特に薬を使った避妊には文句なしに反対だ。ところが、世の中には中絶には反対だが避妊には賛成という人がたくさんいるから驚く。というのも、避妊というのは必ず中絶と背中合わせだからだ。これは言葉遊びなどではなく、論理的に考えれば当然導き出される結論だ。

 なぜ避妊と中絶は背中合わせなのか。例えば二十代半ばの、まだ結婚や出産をする気が全くない女性が同じく結婚への心構えと金銭的準備が全く出来ていないボーイフレンドとセックスをした場合を想定してみよう。いや、十代後半でもいい。この人たちは恐らくコンドーム等を使って避妊をしながらセックスをするに違いない(膣外射精もありうるが、それも妊娠を防ごうとする行為なので、動機からすれば立派な避妊だ)。

 ここでよく考えてみよう。この二人はなぜ結婚も出産もする気がないのにセックスをしたのか? 彼らの現在の価値観や心構えからすれば、いまこころ妊娠してしまうことは人生を狂わせる「悲劇」以外のなにものでもないはずだ。それなのにセックスに及んだのはなぜか。

 それは心のどこかで「万が一避妊に失敗しても中絶すればいい」と思っていたからではないだろうか。最後の手段として中絶があるからいいや、と内心思っていたからセックスし射精したのではないだろうか。あるカトリック系のウェブサイト(http://japan-lifeissues.net/writers/smith/smith_02contrabort-ja.html)にはこんなことが書かれている。
 「私たちは避妊に頼った生活様式を続けるために中絶が必要なのです」
 サイトはこうも言っている。多くの女性は最終的に中絶に至る可能性がある性的な関係を「親密」なものと思い込んでいるが、中絶という赤ん坊を処刑する手段に訴えなければいけない親密さとは、そもそも愛情とは無関係のものではないか、と。

 本当の避妊というのは結局性交を控える以外にない。

日曜日, 8月 27, 2006

モーニングアフターピルで崩壊する社会

 避妊せずに膣内射精をしても90%近い確率で妊娠を防げる経口避妊薬、「モーニング・アフター・ピル」が米国で処方箋なしで買えるようになる。ブッシュ大統領が「18歳以上」という条件付きで承認し、普通のドラッグストアで自由に手にはいるようになる。

 モーニングアフターピルはPlan Bと呼ばれる経口避妊薬。
膣内射精後72時間以内に服用すればほぼ間違いなく避妊できるという、まさにリベラルな人びとやティーンエイジャーにとっては夢の薬だ。成分は普通の経口避妊薬(ピル)に使われている女性ホルモン、プロゲステロンであり、含有量を大幅に増やすことで受精そのものを防いだり、受精卵の着床を阻んで避妊する仕組み。

 日本ではまだほとんど知られていないことだが、

・性病を防がない
・出生率の激減