日曜日, 9月 17, 2006

欲しい子供の数に「国力」が出る

 ここに面白い数字がある。一つは今年6月29日のドイツのメディア・Deutsche Welleの出生率に関する記事 に載っていたもの。もう一つが日本の国立社会保障・人口問題研究所が2005年6月に実施した第13回結婚と出産に関する全国調査の結果にある数字。いずれも、「理想とする子どもの数」である。

 まず、ドイツの数字。Deutsche Welleの記事のテーマは「家族を持つことにおそれを抱く男たち」なので、男性の理想とする子どもの数がいかに低いかというトーンで1.59人と述べている。ところがその直後を見ると、なんと女性でもたった1.75人にしかならない。男女が同数と仮定すると、1.67人だ。ドイツ人が理想とする子どもの数はなんと1.67人にしかならない。つまり、日本のように「結婚しないから子どもがいない」のではなく、そもそも子どもはいらないと思っているのがドイツの男女ということになる。

 次が日本の数字。例の全国調査によると、理想とする子どもの数は2.48人と若干低下傾向があるものの、(乳幼児死亡率が低く平均寿命が長い)先進国で人口を維持できる水準と言われる2.08人を軽く超えている。

 日本の出生率の低さは壊滅的と言われ、実際にそうなのだが、結婚に至った男女の心はそれほど荒んでいないように見える。国力というのはこの辺に現れるのだろうか。

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副収入 さんのコメント...

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